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4・観念するには遅すぎた

 嵐山が誕生日なのに防衛任務を入れていた。  模範的勤務態度にそこまでしなくても、と思っていたけれど、勤務後に自分のところに強襲することが織り込み済みで今日の…

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3・いつか君が大人になったときに

 嗚呼、頭が痛い。片頭痛持ちでもないのに頭が痛い。自分のある意味部下である嵐山に告白されたのはつい三日前のことで。彼からの告白は思春期特有の身近にいる年上の異…

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2・奇石の作り方について

 広報イベントに戦闘員を参加させるとき、嵐山と柿崎に対して外部の人間からの評判があまりに良く、優先的に参加をお願いするようになった。二人とも人が好いので、毎回…

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1・一等星になる予感を見た

 ボーダーに入隊して、初めて行ったメディア対策室らしい仕事は、入隊募集のポスターを作成することだった。  まだメディア対策室として動き出す前、手が回ってないと…

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0・不変などないのだと

 の人生について考えると、ひどくつまらないものだと思う。  特に変わったところのない両親に育てられ、普通に小学校、中学校に通った。高校は親と教師と相談した結果…