あひみての

あゝ、なにものにも

一番最初に可哀想な女やと思ったのは多分五歳だか六歳くらいの頃で。傍流に相伝を持って生まれてきた女児がいると、すでに術式も顕現していると、大の大人たちがはしゃぐ…

あひみての

本当のくちづけは額だけに

長い間、行方をくらませていると思っていた父親が帰宅したかと思えば、知らない女のひとを連れて帰ってきた。いつもであれば出稼ぎと出稼ぎの間に一週間程度家に滞在して…

あひみての

色づいていくはずの素足

※星漿体暗殺失敗・甚爾さん生存ルート 五条と夏油先輩が割と長めの任務に出かける、と言って高専を出て行って一週間ほど経過したころだろうか。途中、建人や雄も五条た…

あひみての

Oui!好き、し、無い。

※「ウイスキー死なない」の男性陣サイド ※ナチュラルに虎杖くん生存設定 久しぶりに同じ任務になったので、任務の話を聞いてから割と伏黒に会えるのを楽しみにしてい…

あひみての

ウィスキー死なない

昨日も遅くまで任務があり、家に着いたのは日付変更線が超えてからで。軽くシャワーだけ浴びて、寝る用意をして先に眠っている彼の邪魔にならないようにベッドに潜り込ん…

あひみての

クラシックとサイレンを鳴らして

朝からなんだかそわそわしているなぁ、とは思っていた。久しぶりにお互い非番で――どこかの誰かさんの陰謀を感じなくはないが――、外に出かけるのもいいけれど家に居た…

あひみての

青春を気取ってみただけ

朝から歌姫先輩と硝子先輩とわたしで構成されているメッセージアプリのグループトークにメッセージが送られたことでスマートフォンが震えた。内容を確認すると、歌姫先輩…

あひみての

せめてもの保たれた愛情

伊地知くんから一級の術師が捕まらないから、誰か紹介してほしいと連絡が入ったのは夜遅くのことだった。たまたまその日の仕事が十八時で終わり、屋敷の離れで日課の鍛錬…

あひみての

daydream-cinema

高専も任務も休みで、虎杖たちは原宿だかに行くから、と遊びに行った背中を見送って、都内にある津美紀が入院している病院に向かった。いつもなにかの変化があるわけでは…

あひみての

骨とベガ

五条先生の元で世話になる前、僅かな期間だけ俺と津美紀の世話をしてくれていた女性がいた。毎日小学校が終わり家に着いた頃に現れて、夜が更けていくと仕事に向かうその…