あひみての

わたしの青春に戻ってく

直毘人さんに頼まれた呪物を高専に持ってきて、担当がいないからと顔見知りである伊地知くんに渡すと、いつの間に戻ってらっしゃったんですか、などと言われた。わたしが…

あひみての

抑え切れない情動の為に今日はある

会合の日だと聞いていた朝が来てしまった。どうやっても逃げることが許される状況ではないため、五条に任務が入って会合に来ないことを願うことしか自分にはできない。い…

あひみての

愉快か沈黙かそれとも無罪か

禪院家に縛り付けられるようになってしばらく経った。日中は耄碌した爺たちの罵詈雑言を聞き流し、食事は真希と共に取り、夜は一人で静かに眠る。十種影法術のうち二種類…

あひみての

カーテンの姿をした牢獄

なるべくなら足を運びたくない場所に足を踏み入れれば、ずっと世話になっていたばあやに捕まりそのまま老害たちが蔓延る屋敷の奥の部屋に連れていかれる。襖を開け、ばあ…

あひみての

大人になった君に革命が起こせるかい

恵たちの世話をしてから、いつも通りシフトに入ろうと店に行き準備をする。化粧を整えて、それから髪の毛をセットアップした。口紅は真紅の派手なハイブランドのもの。甚…

あひみての

日常があしぶみをする

目の前でテレビに噛り付く津美紀に離れるように言えば、おとなしくテレビから距離を取ったけれど、視線がテレビから動くことはなかった。恵の方を見ても同じように青に染…

あひみての

おやすみきみはやさしい子

第一印象が派手なワンピースを着た気のキツそうな女。その次の印象は口が悪い女。 「よぉ、クソ餓鬼」 「ババア……」 「誰がババアだクソ餓鬼」 小学校から帰ってき…