心音再生
※「誰にもあげたくないのに」のつづき 最近、五条の様子がおかしい。今までわたしに対して侮蔑の視線を向けることが多かったのに、近頃はそうではないようで。やたらと…
The spring kidnap you.
※「誰にもあげたくないのに」のつづき 最近、五条の様子がおかしい。今までわたしに対して侮蔑の視線を向けることが多かったのに、近頃はそうではないようで。やたらと…
たまたま街を歩いていたら、見知らぬおじさんに声をかけられた。向いてるからやってみないか、とそそのかされて、気づけばシン・陰流の師匠に弟子入りして刀を振るうよう…
突然の来訪者というのはまるで台風のようだ、と思う。休日に表参道を歩いていると、面識はないはずの女子高生ふたりに声をかけられた。虎杖くんたちくらいの年代で生徒以…
誰にも話したことはないけれど、差し出された手を取って引き止めたらよかった、と後悔に苛まれない日はなかった。 あの日、傑が五条に会ったあと、わたしに会いに来てい…
桜が満開になるかならないか、という時節に東京都立呪術高等専門学校に入学した。怯える事務員に案内されるまま、寮に入って部屋に通される。どうやら事前に送っておいた…
※「ふるえるまぶたが願うもの」の五条サイド 大人が入れ替わり立ち代わり目の前に現れるのはいつものことだった。その日もよく知らない大人たちにへこへこと頭を下げら…
コツコツとローファーを鳴らして朝日を背に歩けば、目の前に寮が見えた。ガラケーの時計を確認すると、時刻は五時十五分。この時間であれば流石に面倒くさいあの男も起き…